新会長あいさつ

デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)は、2017年の設立から、我が国唯一のデジタルアーカイブに関する民間事業者が加盟する団体として活動を継続してきました。
青柳正規初代会長から引継ぎ二代目の会長として就任しました、日本アニメーション株式会社代表取締役社長の石川和子と申します。DAPCONでは、デジタルアーカイブ産業発展のために、大きく三つの取り組みを進めています。
一つ目がDAPCON産業賞の表彰制度を通じてデジタルアーカイブ産業で活躍する事業者や、地道な取り組みでデジタルアーカイブを支えている企業、団体などにスポットを当てることです。近年実に多様な事業の実践をされている事業者、団体の皆様がご受賞されています。
二つ目が政策提言および情報発信です。デジタルアーカイブ産業の活性化が①文化財の保護・活用、②地方創生、③教育活用、に資すること、そのために各種の規制の緩和や助成対象の拡大の提言や関連情報の発信を続けています。
三つ目が、会員各社の勉強会と交流の促進です。DAPCON会員各社の取り組みが相互に連携したり、成功事例を共有することにより、デジタルアーカイブ産業の成功モデルを共有してまいります。
従来のDAPCONの参加事業者は、主にデジタルアーカイブ産業におけるサービス提供事業者が中心でした。今回、アニメーション制作会社の社長である私が新会長になることにより、コンテンツを創出する事業者とそれをアーカイブする事業者の連携を通じて、新しいDAPCONの価値を創っていけたらと考えております。
今後のDAPCONの活動にご期待を頂くとともに、是非ともいろいろな分野でご支援を賜れますよう、よろしくお願い申し上げます。
デジタルアーカイブ推進コンソーシアム会長
石川 和子